都市と農村 (岩波文庫)
本, 柳田 国男
内容紹介 昭和初期の小作争議が頻発した時代、農政官として出発した柳田は、農村の疲弊と農民の貧困を、農村内部の問題としてではなく、都市との関係でとらえた。田舎から都市への人の流入を歴史的にたどり、文化全体をみつめるなかで、具体的な希望として農民による協同組合運営を提言。現代においても示唆に富む一書。(解説=赤坂憲雄) 内容(「BOOK」データベースより) 昭和初期の小作争議が頻発した時代、農政官として出発した柳田は、農村の疲弊と農民の貧困を、農村内部の問題としてではなく、都市との関係でとらえた。田舎から都市への人の流入を歴史的にたどり、文化全体をみつめるなかで、具体的な希望として農民による協同組合運営や、地方都市間の連携を提言。現代においても示唆に富む。初文庫化。
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ペーパーバック : 304ページ ページ
作者 : 柳田 国男
出版社 : 岩波書店 (2017/9/16)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4003812212
フォーマット : 文庫
発行日 : 2017/9/16
平均的な顧客フィードバック : 3.7 5つ星のうち(3人の読者)
ファイル名 : 都市と農村-岩波文庫.pdf (サーバー速度18.29 Mbps)
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作者 : 柳田 国男
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都市と農村との関係について総合的に語るのは難しく、そのため、日本の社会の在り方を考える上では重要な問題でありながら、今日までいたずらに等閑視されるばかりでしたが、民俗学の開拓者でもあり、フィールドワークをこなしながら農政の研究にも深く関わった柳田国男は、こうした問題を論じるにはまさに適任で、農村と中都市、都との間の関係、地主と小作人と都市の商人などの関係を、歴史的あるいはミクロ的な視点で、その背景の農民や都市民の心象から微に入り細に入り解き明かし、その実相を読み解いていきます。幕政期に農村の余剰人口が主として出稼ぎという形で都市へ流入する様相は、後の歴史人口学などでも証明されていますし、農業だけの純農村は疲弊し、どの村にも農閑期を利用した商業や手工業的な事業が必須になるのも明らかで、都市と農村とは、単に対立するものでもなく、収奪や搾取というものだけでもなく、一方的に同情すべき関係でもない、歴史的な関係を理解しないと、諸問題の解決はむつかしいようです。本書の書かれた時代は昭和初期ですから、西洋の田園都市運動なども少しずつ成果を上げ、日本でも大都市の郊外住宅が開発され始めたころですから、まさに時宜を得たものでもありますが、日本社会自体はその後戦争による都市の破壊と、タナボタ的な農地解放などで農村の様相は一変し、この力作の存在も戦後は等閑に付されたようで、都と鄙との格差が深刻になった今日になって、ようやく価値を見直す必要が出てきたと言うこともできます。
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