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トニー谷、ざんす

, 村松 友視
内容(「BOOK」データベースより) 戦後日本を席捲した稀代のボードビリアン!トニー谷とその時代を描く書き下ろし。 内容(「MARC」データベースより) ソロバン片手に司会、漫談で一世を風靡し、「サイザンス」の流行を生み出したトニー谷。永六輔、ジョージ川口ら同時代の人々の貴重な証言をもとに、トニー谷の生涯を描く。
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ペーパーバック : 245ページ ページ
作者 : 村松 友視
出版社 : 毎日新聞社 (1997/03)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4620311626
フォーマット : 単行本
発行日 : 1997/03
平均的な顧客フィードバック : 4.4 5つ星のうち(12人の読者)
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トニー谷と言えばキザでイヤミでオゲレツなキャラで一世を風靡したボードビリアンだが、当時の芸人として芸風を楽屋、一般人相手にまで貫徹したため、皆からそういう人間だと思われ嫌われた。のちの愛児誘拐事件の遠因ともなっている。もともとが戦後の日本人の自虐を出発点とする彼の芸風は徹底的に自己を否定、嫌悪の対象とすることで成立すると考えていたようで、そうしなければ人気を保てないという決意だったろう。果たして昭和30年の誘拐事件によって彼の子煩悩な素顔や辛酸に満ちた生い立ちが暴露されると却って人気は急落した。「もはや戦後ではない」という昭和31年の流行語が彼の芸の終焉を告げていたともいえる。その後の彼の素顔をうかがわせる番組はラジオの「天晴れ風来坊」や「トニーの童話」だ。特に前者は「寅さん」とチャップリンの「キッド」と「母を訪ねて三千里」を合わせてミュージカルにしたような連続放送劇で、子供好きで優しく情に厚い行商人を演じていた彼のラジオドラマ代表作だろう。また後者はこれも子供向けの優しい童話を読み聞かせる番組だった。表看板の顔からすると信じ難いが、これが彼の素顔でなくてはこんな演技ができるはずはない。このような番組は録音や台本すら残っておらず完全に忘れ去られたろうが、トニー谷の人物を語るにはこの辺についてももっと取り上げる必要があったと思う。単に落ち目だったのでこういうものにも手を出したという片付け方は正しくない。また投獄された愛児誘拐犯の家族に密かに仕送りをしていたことも生前は知られなかったエピソードだ。しかし彼はその後も嫌味と毒気を舞台外まで貫いた。テレビで一時復活するが、彼の芸風はもはや戦後ではなくなった日本ではそれほど長くは受け入れられなかった。

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