吾輩は猫である〈上,下〉 (1950年) (岩波文庫)

今、若い人の間で『坊ちゃん』が一番人気の小説だそうです。（朝日新聞）叔父が文庫小説がっばっとくれまして、古ければ古いほど文語調で書かれていて、『坊ちゃん』も、滅茶苦茶面白いです。「・・・でしょう」が「・・・でせう」と書いてあるんです。教科書のは抄本かつ口語なので、あまりどちらかというと面白さに欠けます。私の叔父は自慢じゃないけど海軍兵学校最後の卒業生ですが温厚な人柄でした。夏目漱石の『坊ちゃん』、司馬遼太郎の『坂の上の雲』、詩人の正岡子規で知られる愛媛県松山市出身の文学青年でもありました。ぜひ完読して下さい。抄本では味わえない面白さもあり、設問もなく堪能して下さい。内容は他の人がレビューで書いているので省略します。つい1年前まで学校図書館司書してた女房は、平成十年以前のものになると、「もう古い」と言って新しい本を揃えてたが、そんなものかという気がする。発行当時の言葉で書かれた本の方が面白面白い場合が多々ある。それに重厚な単行本よりも手軽な文庫本がカバンにしまいこめていいのか？自分は本当に好きな本は蔵書にしていたので、例えば新田次郎の本など文庫版買わなかった。それに文庫本でも複数の話しが入ってるのはあまり買わなかった。寺田寅彦（物理学者）は漱石理系門下、氏の門下が坪井忠二（地球物理学者）、そのまた氏の門下が竹内均氏（地球物理学者）です。児童等学生気質が違ってきてるのか？参考書も文庫版の大きさでないと使わないのかな。なんか電車なんかに乗っててもスマホをせっせといじってる人ばかりだ。場で分けるといった習慣が変わってきたのかもしれない。娘、見てても感じる。変わりゆく景色をなつかしみ楽しめばいいと思うのだが＜＾＾＞