本, 阪神・淡路大震災調査報告編集委員会

メディア掲載レビューほか 日本建築学会編集の震災報告書(全10巻)の4冊目。木造などの被害の全容を記述。研究者・技術者必携 本書は基礎と木造を対象にした2部構成の報告であるが,殊に木造については,あまり報告がない分,本書が刊行されたことは貴重である。約550ページのうち,木造の記述は250ページである。 通常の報告書では主に,都市計画のアプローチで木造密集地の地震に対する脆弱性が記述されるが,本書では第1巻と同様,被害のメカニズムに焦点を当てる。構法別の被害の特徴を記述し,在来構法,ツーバイフォー構法,プレハブ構法,丸太組構法などの事例が取り上げられている。また,人的被害の発生メカニズムにも言及する。 一方,建築基礎構造の項目は地盤工学とも密接に関連し,まず,被害の概要で,丘陵地,扇状地,液状化・側方流動,地盤改良地域別に記述する。これを踏まえ,直接基礎,杭基礎が取り上げられ,沖積低地,埋立地での被害状況を記述する。また,繁雑な各種設計基準の解説,地盤改良と基礎構造の挙動の章を設けるなど,実務的な内容を多分に含んでいる。 (ブックレビュー社)(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.) -- ブックレビュー社 内容（「MARC」データベースより） 日本建築学会近畿支部による木造建築物に関する調査を始め、各大学・研究所・業界団体・木造住宅メーカー等による阪神・淡路大震災の被害調査を受け、この地震による木造建築物の被害を体系的にまとめた報告書。

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ペーパーバック : 547ページ ページ
作者 : 阪神・淡路大震災調査報告編集委員会
出版社 : 日本建築学会 (1998/7/1)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4818920045
フォーマット : 単行本
発行日 : 1998/7/1
平均的な顧客フィードバック : 5 5つ星のうち（0人の読者)
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